｜FX MT4｜【ZigZag stairs】

「ZigZag stairs」は、指定する期間の「ZIGZAG」の波の高値（安値）転換点から延長するラインを引くインジケーターです。

このインジケーターは非常にシンプルな作りで、稼働させる上で変更できることは、以下の５つです。

現在地点が、今相場を支配している波のどのあたりにあるのか、経験豊富なトレーダーなら自然と頭に入っているものですよね。

たしかに、よくあるパターンです。例えばオシレーターを過信してチャートの形状を軽視したり…。

上記の場合、問題は視野が狭すぎることと、直近の波の認識をしていないところなど、つまり初心者トレーダーの「同時に持つべき視点の少なさ」が問題となります。

そこで例えば、「ZigZag stairs」利用して「高値・安値」の認識を高めた上で、チャートの視野を広げてチャートを見てみると、大きく印象が変わるはずです。

上部の抵抗帯に何度も上昇を阻まれてはいますが、下値は明確に切り上げてきていますね。

本来この時点で、オシレーター便りの単純な逆張りは大きなリスクが伴うと判断できるはずですが、

もし逆のポジション（ショート）を持ってしまった場合、抵抗帯の支持帯への転換が明確になった時点（レジサポ転換・ロールリバーサル）で逃げないと長く苦しむことになりそうです。

逆にここを待てた方にはサポート転換からロングエントリーのチャンスとなり得ますね。（もちろんその場合、上位足チャートの分析も必要ですが）

「ZigZag stairs」は上記のようなシンプルではあるが、重要なポイントを強調するインジケーターです。そういう意味では初心者の方にこそお勧めしやすいかなと思いました。

ところで、話は変わりますが「ZigZag」系のインジケーターは、個人的には、「Depth」をデフォルト値よりずっと大きくして使うことがお勧めです。

もちろんそれも好みなのでしょうけど、数値が小さいと小規模な波を拾い過ぎてチャートがゴチャつきます。「雑音」に惑わされやすくなるわけです。

個人的には小さな世界の値動の分析には、ローソク足のプライスアクション等、よりそれが得意とする指標に任せた方が良いと思っています。

ちなみに上記では、Depth「50」を使っていますが、別にその数値を推奨しているわけではありません。自分なりの使いやすいパターンを研究してみると良いと思いますよ。