|FX MT4|【Keltner Channels F1 MTF 2.06 NMC】

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◉このインジケーターはラインチャートを表示します。

MT4:世界のインジケーター厳選 PICKUP!!
【Keltner Channels F1 MTF 2.06 NMC】

ミドルライン(移動平均線)の種類を自由に選ぶことが出来るMTFケルトナーチャネル。チャートの状況に色が変化するラインチャートや方向性で色が変わるミドルライン、バンドブレイクで出現するシグナルやアラートなど、多彩な機能がついています。

この記事を読むのに役立つ予備知識・関連記事など

Keltner Channel(ケルトナーチャネル)

|INDEX|

1)ケルトナーチャネルとは
2)ケルトナーチャネルの構成要素
3)ケルトナーチャネルの基本的な視点(考え方)
4)ケルトナーチャネル考察

1)Keltner Channel(ケルトナーチャネル)とは

keltnerchannel

ケルトナーチャネルは、シカゴ穀物相場の業者だったChester W. Keltner(チェスター・W・ケルトナー)氏によって開発された「移動平均線と2本の乖離チャネル」で構成される、トレンドフォロー型のテクニカルインジケーターです。

1960年出版の彼自身の著書の中、この指標は「ten-day moving average trading rule(10日間移動平均線ルール)と呼ばれていますが、現在に至るまでにその定義(ミドルバンドやアッパーバンド)は何度も改定されており、一般的には「ケルトナーチャネル」と呼ばれるようになりました。※今回は現在最も普及している定義で紹介しています。

DIEPHO

チャネルを表示するインジケーターは沢山ありますが、基本的には中心線(移動平均線)からの乖離バンドの性質の違いである場合が多いです。そういう点では有名なボリンジャーバンドも同類のインジケーターです。

2)ケルトナーチャネルの構成要素

ケルトナーチャネルは「ミドルライン」「アッパーバンド」「ロウワーバンド」の3つで構成されてます。


1.Middle Line(中心線)

ミドルラインは現在EMA(指数平滑移動平均)を使用することが一般的ですが、使用期間はトレーダーの考え方によって様々です。一般的には「20日間」を使用する人が多いようです。期間は当然短ければ反応が早くなり、ダマシも多くなります。長ければダマシは少なくなるが、反応は緩慢になります。


2.Upper Band(上部バンド)

アッパーバンドには現在「ATR(Average True Range)」を使用するのが一般的です。アッパーバンドは、EMAのATRに乗数(一般的には「2」)を掛けた値を「足して計算」したものです。


3. Lower Band(下部バンド)

ロウワーバンドは、EMAのATRに乗数を掛けた値を「引いて計算」したものです。


DIEPHO

※「EMA」や「ATR」について詳細を知りたい方は下のリンク記事をご参照ください。

関連記事:EMA(指数平滑移動平均)

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3)ケルトナーチャネルの基本的な視点(考え方)

➀角度(中期的な方向性を見る)

ケルトナーチャネルは「EMA」の角度からその時の相場の方向性をみます。当然「EMA」が上向きであれば「強気」下向きであれば「弱気」、横に伸びている状態は「レンジ」と判断します。

◉ミドルライン(EMA)の傾きで相場の強気(弱気)を判断◉ミドルライン(EMA)の傾きで相場の強気(弱気)を判断

DIEPHO

「EMA」の一般的な期間は「20」ですが、自分の取引にあった期間を調整して利用するといいと思います。個人的には「100~」など比較的長期での利用がしやすいです。

➁チャネルブレイク(短期的な方向性を見る)

価格帯が「アッパーチャネル」を超えたとき短期相場が「強気」、逆に「ロウワーチャネル」を下回ったときは短期相場が「弱気」と判断します。

◉価格がロウワーバンドをブレイク➡弱気シグナル(短期)◉価格がロウワーバンドをブレイク➡弱気シグナル(短期)

DIEPHO

ブレイクで飛び乗るか、「押し・戻り」を待つのか、それは人それぞれですが、個人的には「待ちます」。

③1,2が方向性が合致

「EMA」の方向性とバンドブレイク(下落方向であればロウワーバンドブレイク)の方向性が揃うときは推進力が強く、「トレンド発生」「トレンド調整期間であれば継続」となるケースが多い。

◉ミドルライン(EMA)の方向性(中期)とロウワーバンドのブレイク(短期)が同調◉ミドルライン(EMA)の方向性(中期)とロウワーバンドのブレイク(短期)が同調

④「EMA」の方向性とバンドのブレイク方向が揃わない

中期の方向性に対して短期の波が逆方向を示しているのは、トレンドの勢いの低下を示唆します。波が入り混じることで相場が上下に振られることが多いです。

◉短期波と中期波の波長が合わないとき、相場は方向感を失い上下に振れレンジを作る。◉短期波と中期波の波長が合わないとき、相場は方向感を失い上下に振れレンジを作る。

DIEPHO

「逆バンドブレイク」を「転換」の兆しと考える人がいますが、それは早計です。あくまで勢いの低下であり、転換するか再度進むかはその時次第です。

DIEPHO

往々にして、相場はこの段階で次のトレンド発生まで大きな波を持つレンジを作ります。

トレンド転換にせよ、継続にせよ、再び推進力を得るにはそれなりの「理由」もしくは「期間」が必要ということですね。

⑤トレンド中のミドルバンドは、サポート(レジスタンス)想定値となり得る

◉戻りの目安値◉戻りの目安値、しかしあくまで目安であり、他の視点からの裏付けは必要です。

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押し目(戻り)に関してはあくまで目安に過ぎません。上の例は強いトレンドの為、たまたま機能しているように見えますが、必ず別の根拠(「SR帯」の有無や抵抗のプライスアクション等)を探しましょう。

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「転換期、調整期」に現れやすい色々なチャートについては下の記事で紹介しています。

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Double-Tops-Bottoms
⑥価格帯が、両バンドの間で行ったり来たりを繰り返す相場(注意点)

一般的にレンジ相場では、両バンドがサポート(レジスタンス)想定値となり得ると考えています

◉レンジ帯◉レンジ帯

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しかし個人的には、この考え方には賛同しません。マーケットは絶えず変動しているからです。安易な逆張りの指標とすることは推奨できません。

そもそも、バンドが抵抗帯になっているわけではなく、「価格が上下運動を繰り返しているからバンドがその動きをなぞっている」だけです。

全てのインジケーターは「チャート」の通り動いているということですが。

ひとつのインジケーターに依存せず、必ず角度の違う視点を併用するトレードを心がけましょう。

4)ケルトナーチャネル考察

ケルトナーチャネルは、ボリンジャーバンド同様にトレンドフォロー型の指標です。

バンドというと逆張りに利用したくなる人が一定数いるようですが、それは推奨できません。

たしかに相場は上がったり、下がったりの波を繰り返しますが、その波長は絶えることなく変化しているからです。

それは、マーケットの転換であったり、ニュースであったり、予想しにくいものであったりします。

DIEPHO

ケルトナーチャネルは、非常にシンプルで初心者でも使いやすいですが、自分なりの使い方が見えないうちは、限られた期間の方向性と位置感の目安、程度に理解しましょう。

DIEPHO

例えば、バンドのブレイクを「相場の雰囲気が変わりましたよ!」というシグナルのように捉えるといいかもしれません。

インジケーター詳細・レビュー

応用難易度★3.5以上はビギナーの方にはお勧めしません

DIEPHO

「Keltner Channels F1 MTF 2.06 NMC」はマルチタイムフレームで利用できる「Keltner Channel」です。

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ちなみにTF(時間足)の指定は、選択式ではないので「H1 D1」などと、記述して指定する必要があります。


主な機能

◉移動平均線の種類の変更

◉移動平均線の適用価格、期間の指定

◉ATRの期間や乖離率の指定

◉移動平均線(ミドルライン)の方向性で線の色を変更

◉ミドルラインの方向性でシグナル、アラート機能

◉アッパーバンド/ロウワ-バンドクロスで色が変わるラインチャート表示

各指標表示変更について

このインジケーターは、ラインチャートが表示されます。チャートだけを表示したい場合インジケーターの「色の設定」タグ5,6を「None」に変更します。

◉デフォルトチャート「ローソク足」の表示。◉ラインチャートはインジケーターの「色の設定」タグで消すことが出来ます。


ラインチャートだけを表示したい場合はチャートの「プロパティ-色の設定」からチャートを消すことが出来ます。

◉プロパティからチャートカラーを「None」にするとラインチャートだけが表示されます。◉このインジケーターはラインチャートを表示します。


DIEPHO

ラインチャートの表示が途切れてしまう場合は、「プロパティ-全般」の「チャートを前面に表示」の☑を外してください。


DIEPHO

また、シグナル色の変更は「パラメーターの入力」で指定しますが、ラインチャートやバンドなどの色の指定は「色の設定」タグを使います。

◉シグナル以外の変更は「色の設定」タグから行います。


DIEPHO

ケルトナーチャネルユーザーに、「より見やすく使いやすく」機能を付加したという感じのインジケーターですね。

◉シグナルの表示コードはこちらをご参照ください。◉WingDingsSymbole

※ケルトナーチャネルの見かたに関しては上の解説をご参照ください。

「Keltner Channels F1 MTF 2.06 NMC」のパラメータ/Parameter

Keltner Channels F1 MTF 2.06 NMC Parameter

「Keltner Channels F1 MTF 2.06 NMC」のサマリー/インジケーターをお勧めしたいユーザー(1位~3位)

高評価(☆)&使用メリットが高そうなユーザー

☆シンプルで使いやすいKeltner Channel、表示のカスタマイズ性も〇
1位:ケルトナーチャネルユーザー
2位:順張りトレーダー
3位:短期の方向性認識が甘い初心者トレーダー

難評価(★)&必要性が高くなさそうなユーザー

★簡単な方向認識に役立つ反面、トリガーとしての利用には推奨できません。
1位:逆張りトレーダー(損大利小を招きます)
2位:超短期~中期の波の方向性をチャートから読み取れる中級者以上
3位:移動平均線や他のバンド系ユーザー(併用しても良いことはありません)

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インジケーターのインストール手順

1)新しいインジケーターファイルの移行

「MT4」のチャート画面左上のメニュー「ファイル」からデータフォルダを開き、フォルダ「MQL」内のフォルダ「indicators」を開いて、フォルダ内に「ダウンロードしたファイル」をいれる。

2)ナビゲーターの更新

「MT4」のチャート画面左上のメニュー「表示」を選択し、「ナビゲーター」を開くと、現在インストールされているインジケーターが表示されますので、空欄部分を右クリックして更新を押す。

3)インジケーターのセット

「ナビゲーター」内に新しいインジケーターが表示されたら、インストール成功です。あとは通常通り「ナビゲーター」から利用したいインジケーターをチャートにドロップする。

※更に詳しいインストール方法(動画解説有)はこちらをご覧ください。

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