MT4:世界のインジケーター厳選 PICKUP!!
【macd x 2.01 mtf】
2つの期間の「MACD」を同時に表示。長期・短期のMACDの表示の仕方をそれぞれカスタマイズすることが出来ます。
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- ダイバージェンス(Divergence)
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Divergence(ダイバージェンス)とは
ダイバージェンスは英語で「分岐」「逸脱」のことを言いますが、相場では「チャートとオシレーターなどのテクニカル指標に相違(逆行)」が起きている状態を示します。
例えば、チャートが高値を切り上げているのに対して、同期間のテクニカル指標が切り下げているようなチグハグな状態であり、
これは、相場の勢いに陰りが出たことを暗示しますが、レンジ相場でも現れるため、安易に「転換」と考えるのは危険です。あくまで分析のひとつとして考えることをお勧めします。
… ダイバージェンスは、波の動きを捉える分「プライスアクション」などに比べて、大規模な指標になります。
… しかし、その分転換に要する時間も必要なわけで、転換と予想した場合、再度推進波が出たときの損害も大きくなります。
DIEPHO ポイントとする「指標」の規模と時間軸にふさわしいロット管理が重要というわけですね。
ダイバージェンスの種類と一般的な考え方
1)「Negative Divergence」
上昇トレンドで、チャートが「高値を切り上げている」にも関わらず、オシレーターの波は切り下がっている状態。
2)「Positive Divergence (=Convergence )」
下降トレンドで、チャートが「安値を切り下げている」にも関わらず、オシレーターの波が切り上がっている状態。
DIEPHO これが示す意味は、「価格推進に必要な時間が長くなっている」ということ。つまり推進力が弱まっているイメージ
DIEPHO 一般的には、相場の転換を示唆するシグナルと考えます。(一般的には)
3)「Hidden Divergence」
上昇トレンドで、チャートが「安値を切り上げている」にも関わらず、オシレーターの波が切り下がっている状態。
下降トレンドで、チャートが「高値を切り下げている」にも関わらず、オシレーターの波が切りあがっている状態。… こちらは十分な期間と調整の力を費やしているが、いまだ勢力を転換するに至っていないイメージでしょうか。
… 一般的には、トレンドの継続を示唆するシグナルとなります。
… しかし、横軸(時間)に対するボラティリティの大きさ、動き方はその「マーケット」によっても異なります。
… そして、「横軸が持つ意味」もまた相場によって変わります。例えば、ファンダメンタルズを伴うような強い流れが起きている場合、ダイバージェンスは調整局面でよくみることが出来ます。
DIEPHO こんなところで「逆張り」なんかしても、全ての折角集めた利益を吹き飛ばすことになりかねないですね。
… また、ダイバージェンスは「遅行指標」であるということも留意しておいてください。実際、判定が下されるのは「ローソク足」が数本進んだところになります。(もしくはリペイントされる)
DIEPHO つまり、出来上がったチャートだけではなく、カレントシチュエーションでの「検証・分析」によって、その特性を掴むことが重要ですね。
… ダイバージェンスもヒドゥンダイバージェンスも、その特性を理解した上で利用することが大切です。
… そして全てのインジケーター同様に「あくまで多角的な視点のひとつ」として引き出しに入れておくとよいと思います。
インジケーター詳細・レビュー
応用難易度: ★3.5以上はビギナーの方にはお勧めしません
人気のインジケーター「MACD」の派生型です。2つの期間を同時に表示します。
「MACD」の派生型インジケーターは本当に多いですね。複数期間を同時に表示するのも多数ありますが、このインジケーターの特徴はなんでしょう。
「見やすさ」とカスタマイズ性だと思います。
そもそも「MACD」のオーバーレイ表示はスタンダードインジケーターでも可能です。ただし、その場合「0」ラインもずれますし、とても見にくくなるのですよね。

なるほど、このインジケーターは自動で「0ライン」を揃えてくれるわけですね。
はい、また「長期」「短期」それぞれに色分けが出来ますので、見せ方のカスタマイズ性が高いです。
例えば、以下のように設定した場合
1.長期:ヒストグラム「表示」 /MACD線「非表示」/シグナル線「表示」
2.短期:ヒストグラム「非表示」/MACD線「表示」 /シグナル線「表示」
3.長期戦を短期戦の4倍くらいにしてみる
さらに見やすくなりましたね。
この場合、塗りつぶし部分が長期「MACD」ラインです。まず最初に塗りつぶし部分と長期シグナルラインの関係性を見て…、
次に短期の「MACDライン」と「シグナルライン」の状況を見る、とう訳ですね。
はい、上の場合は「長期MACD」の設定を「短期MACD」の4倍にしているので、1時間足チャートで使用した場合、4時間足相当のMACDを同時に表示することになります。
又、このインジケーター、上位足表示もできるので、下のように30分足チャートに1時間足と4時間足相当のMACDを表示させることもできます。

ただし、もちろんオシレーターは、あくまで「参考」にすぎません。チャートより鈍いですし、チャートが全てという理念(私見です)からみれば、インジケーターで「長期・短期の環境確認」➡「チャート確認」という分析をすることがお勧めですよ。
なるほど、打倒だと思います。ある程度環境認識に条件を付けて、チャートを絞ることもできそうですね。
あとは、長期と短期のダイバージェンスも、同時に確認することが出来ます。設定にもよりますが、長期MACD(塗りつぶし部)がシグナルラインを割っているとき、短期でダイバージェンスが起きていることも多いですよ。
MACDがシグナルラインを割るとき、推進力の低下を表し、転換を示唆。ダイバージェンスも同様です。

相場の方向性、勢い、押し目、戻りなどを2つの期間で見極める。いいと思います。
ちなみにトレンドが発生していない時はこういったカオスな状況になります。

テンプレートは、相場によって使い分ければいい話ですから。こういうときあえて使う必要もないですね。
パラメータ/Parameter
「macd x 2.01 mtf」のサマリー/インジケーターをお勧めしたいユーザー(1位~3位)
高評価(☆)&使用メリットが高そうなユーザー
☆サイズの違う波を同時に、自分にとって見やすくカスタマイズできるのが◎
1位:MACDユーザー
2位:マルチタイムフレーム分析に慣れている人
3位:MACDを逆張りに使用しない人
難評価(★)&必要性が高くなさそうなユーザー
★MACDの仕組みや見かたに慣れていないと、逆に見にくい
1位:MACD非ユーザー(慣れていないと、逆に分かりにくくなります)
2位:マルチタイムフレーム分析に慣れていない人(同上)
3位:初心者(まずは一般的なMACDへの慣れを推奨します)
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インジケーターのインストール手順
1)新しいインジケーターファイルの移行
「MT4」のチャート画面左上のメニュー「ファイル」からデータフォルダを開き、フォルダ「MQL」内のフォルダ「indicators」を開いて、フォルダ内に「ダウンロードしたファイル」をいれる。
2)ナビゲーターの更新
「MT4」のチャート画面左上のメニュー「表示」を選択し、「ナビゲーター」を開くと、現在インストールされているインジケーターが表示されますので、空欄部分を右クリックして更新を押す。
3)インジケーターのセット
「ナビゲーター」内に新しいインジケーターが表示されたら、インストール成功です。あとは通常通り「ナビゲーター」から利用したいインジケーターをチャートにドロップする。
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macd x 2.01 mtf