MT4:世界のインジケーター厳選 PICKUP!!
【High – low trend 3.01(mtf + alerts) button】
「ZIGZAG」ラインと「ハイローバンド」を表示するインジケーター。「ZIGZAG」は、「高値」「安値」の更新での色が変わります。高値安値の期間は変更が可能で、またマルチタイムでの設定や、バンドタッチでのアラート設定が可能です。
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High Low Bandは任意の期間の高値や安値を結んで作られたチャネルラインです。「リチャード・ドンチャン」によって考案された為、「ドンチャンチャネル」とも呼ばれます。
ハイローバンドの仕組み
1)このインジケーターでは3本の線を使います
2)高値を基にしたバンドを「ハイバンド」とします。ハイバンドは高値が更新されない限り、任意の期間先行(チャート右方向への延長)がされます。
3)安値を基にしたバンドを「ローバンド」とします。ローバンドは安値が更新されない限り、任意の期間先行(チャート右方向への延長)がされます。
4)ハイバンドとローバンドの平均値を「ミドルバンド」とします。
ハイローバンドの基本的な考え方(使い方)
1)ハイバンド(ロ―バンド)ブレイクを確認しての順張りエントリー
2)ハイバンド(ロ―バンド)に引き付けて、反発確認での逆張りエントリー
3)ミドルバンドを使って現在レートとの相対で相場の状況を判断【レートがミドルラインよりも下にあれば弱気(売りが優勢)というような考え方】考察
とてもシンプルなロジックで分かりやすいですね。
しかし、もちろん単純理解でこのロジックを使用することはとても推奨できません。
バンド系はどれもそうですが、単体で利用すると損切を大量生産します。
「順張りのブレイクエントリー」で使うときは高値掴みになりやすく、また「逆張り」は、そもそもリスキーな手法だからです。
最低限上位足の環境認識を踏まえ、ブレイクでは「基本のリタッチを確認」、逆張りなら「損切位置を明確にし」期待値を見極めましょう。
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このロジックは基本的には、「比較的長期のトレード」での使用が推奨されています(デイ~スイング)
ちなみに大昔の話ですが、「タートルズというアメリカの伝説的なトレーダー集団」がこのロジック(20日と10日のバンドを使う)を戦術にしていたようです。
それが今通用するかはともかく、全ての手法はその優位性を裏付ける環境が必要です。いつでもどこでも通用するものなんて、ありませんよね。
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インジケーター詳細・レビュー
応用難易度: ★3.5以上はビギナーの方にはお勧めしません
色が変わる「ZIGZAG」と「ハイローバンド」を組み合わせたインジケーター(アラート機能付)です。
相場において各時間足の高値、安値の認識はとても重要です。「High – low trend 3.01(mtf + alerts) button」は、これでもかという程、その意識を高めてくれるでしょう。
これだけ機能を付けると、そこに意識が引っ張られすぎそうでもありますが…、まだ「高値」「安値」への認識が低いビギナートレーダーにはお勧めできそうです。
「ZIGZAG」を利用するインジケーターは沢山ありますが、このインジケーターは高値(安値)の更新で線の色が変わるのがいいですね
そうなのです。だから、変則的な使い方ですが、色が変わる「ZIGZAG」としての機能だけを利用することもできます。
ちなみに色の変更は「色の設定」タブからおこないます。
「高値」「安値」の意識が少しずつ高まってくると、バンドは鬱陶しくなってくると思います。
そしていずれ、「ZIGZAG」さえもいらなくなるとは思うのですが…、
「高値」「安値」への意識を、「バンド消す」➡「ジグザグも不要」と段階を経てトレーニングすることができるのはいいかもしれませんね。
パラメータ / Parameter
「High – low trend 3.01(mtf + alerts) button」のサマリー/インジケーターをお勧めしたいユーザー(1位~3位)
高評価(☆)&使用メリットが高そうなユーザー
☆色が変わるジグザグとHLバンド、アラート機能が「高値」「安値」への意識を強く高めてくれる。
1位:初心者
2位:ZIGZAGユーザー
3位:HLバンドユーザー
難評価(★)&必要性が高くなさそうなユーザー
★ある程度相場慣れしている人には、鬱陶しい。
1位:「高値」「安値」「波」の認識になれている中級者以上
2位:他にバンド系インジケーターを利用している人
3位:水平線などで、「高値」「安値」を明確にしている人
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インジケーターのインストール手順
1)新しいインジケーターファイルの移行
「MT4」のチャート画面左上のメニュー「ファイル」からデータフォルダを開き、フォルダ「MQL」内のフォルダ「indicators」を開いて、フォルダ内に「ダウンロードしたファイル」をいれる。
2)ナビゲーターの更新
「MT4」のチャート画面左上のメニュー「表示」を選択し、「ナビゲーター」を開くと、現在インストールされているインジケーターが表示されますので、空欄部分を右クリックして更新を押す。
3)インジケーターのセット
「ナビゲーター」内に新しいインジケーターが表示されたら、インストール成功です。あとは通常通り「ナビゲーター」から利用したいインジケーターをチャートにドロップする。